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美波「……そりゃあ、木下は満足でしょうね……」
瑞希「ですよね。明久君とあんなに仲良くして……。私が明久君と仲良く出来たのなんて、妄想の中くらいですよ……?」
美波「瑞希はまだいいわよ。ジャケットで手をつないでいるんだから。ウチなんてただのヤキモチ要員なんだから」
翔子「……私はジャケットのチビキャラすらない……」
瑞希&美波&翔子「……………」
美波「一応、ウチらはこの話のヒロインのはずよね?」
瑞希「はい。だって、この場には女の子は私たち三人しかいませんから」
翔子「……それなのに出番が少ない原因は決まってる」
秀吉「な、なんじゃ!? なにゆえ三人ともこちらを見るのじゃ!?」
明久「女の子は四人とも仲が良さそうでいいね~」
雄二「どこをどう見たらそんな感想が出てくるんだ」
康太「………驚異の観察力」
明久「それで、ムッツリーニはどうだった? 良いショットも撮れないし、不満だったんじゃないの?」
康太「………フッ」
明久「え? 何その不適な笑みは?」
康太「………音声のみだからこそ、魂に訴えかけるものがある」
明久「雄二、訳してくれる?」
雄二「『録音した音声に手を加え、エロ小説を読ませてみたい』と言っている」
康太「…………っ!?(あたふた)」
明久「ムッツリーニ……。僕はまたキミのことが本気で心配になるよ」
雄二「お前に心配されるのもかわいそうだがな」
明久「なんてことを言うんだ」
秀吉「ふむ……。明久こそどうじゃったんじゃ?」
明久「勿論楽しかったよ。大満足だね」
秀吉「そ、そうじゃったか。楽しんだようであればなによじゃ」
明久「ん? 秀吉、顔赤いけど?」
秀吉「き、気にするでない。少し熱いだけじゃ 」
明久「そう。それならいいけど。それじゃ、皆が楽しかったのなら、特に楽しかったところを教えてよ。まず姫路さん」
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