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しかし、今、目の前にいる男は
唯一親友といえる
仲になっていた。
周りの目など気にもせず
必要以上に寄り添い話し掛けてくれるカイルにシュウは心から感謝していた。
「なあ、もし戦争にでもなったら俺達どうなるんだろな」
「カイル、そんな愚問を俺に言って意味あるか?(笑) おまえ入るんだろ?」
シュウはそんな簡単な疑問が
カイルの口から飛び出すなど
予想外だったために
思わず笑ってしまった。
「ハハ、だよな(笑)
それ考え中~♪訓練とかきつそうだしな~」
カイルはかなりの苦労嫌いで楽に逃げるタイプだ。
「GATはやめとけよ。俺は性格、おまえは判断力で最高ランクになっていないし、この歳じゃあ最高ランクになる可能性も低い」
「わかってるよ♪ったくシュウの母といい兄貴といい凄いの一言だな~」
カイルはわざとらしくため息をつきシュウに目をやる。
「だな、羨ましいかぎりだよ」
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