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ピエロ
迷う程に足元がふらつく
薄霧の中をさ迷う
歩けども歩けども
何も見えない
手を伸ばせば
貴女が微笑んでいた
どうして
こんな感情を
抱いてしまったのか
僕はまるで風車に戦いを挑む
ドン・キホーテ
偽りも嘘も言い訳も
貴女の前では
こんなにも無力
さあ躍ろう
薄霧の中
一人きりの道化
誰も見ない
哀しい道化師
さあ笑って
貴女が微笑んでくれるなら
この胸の孤独も
きっと甘い痛みに変わるだろう
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