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僕は知らなかったんだ。自分の病名も…
自分の運命も…
いつも例えようのない苦痛を耐えて、薬の副作用に悩まされる毎日が続く僕には唯一、『光』といえる大切なモノがあった。
それはいつでも明るく接して来てくれる『家族』と『恋人』だった。
母、明美【アケミ】は毎日僕のお見舞いに来ては果物や洋服を用意しにきてくれる。
父、和章【カズアキ】は仕事で忙しいながらも毎日顔を見せに来てくれる。
そして僕の恋人の七海【ナナミ】は学校が終わると必ず来てくれる。
学校での話なども話してくれて、入院生活中でも楽しかった。
そんな大切な人達に支えられて生きている。
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