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「ねぇ、俺いつ退院出来るの?」
そういった時、一瞬母の顔が曇った。
けれど母はすぐにいつもの笑顔に戻り、
「晃翔ならすぐに退院できるわ。晃翔は強いコだもの。」
そう言われた僕は
「そっか。ありがとう、母さん。」
そう言って母に笑い返した。
「そうよ。いつでも希望を忘れないで。貴方ならすぐに退院できるからね。お母さんちょっと席外すわね。」
「うん、わかった。」
そういって僕は母を見送った。
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