第一話

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このお城の中で1番大きな扉の前に着いた。 メイド「皆様がお待ちでございますわ…どうぞ中へ」 ―キィィィィィ… 星羅たちは広間の中へ足を踏み入れた。 ―コツン…コツン… ざわついていた広間がシーンと静まった。 母「皆様…今日はお集まり頂きありがとうございます」 父「今日は私たちの娘…星羅がついに人間界へ行く日がきて参りました…どうか皆様…星羅を笑顔で送り出して下さい!」 ―パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ 男「姫様~!頑張って下さい!!」 女「私たちも応援しておりますわ!!」 男「立派な姫様になって帰って来て下さい!!」 女「お体の健康を祈っていますわ!!」 星羅「ウッ…あり…がとう…ございますぅ…(泣)」 星羅はみんなの気持ちが嬉しくて涙が溢れた。 女「姫様には泣き顔は似合いませんわ!」 男「そうですよ!!姫様は笑顔が1番です!!」 星羅は涙をぐっと堪えた。 星羅「ありがとうございます!皆様♪立派なレディーに…大人になって帰って来ます!!」 広間には歓声と拍手が響いた。 .
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