941人が本棚に入れています
本棚に追加
お風呂から上がり、タオルで髪を拭きながら、樹は彩帆の隣に座った
彩帆は……、目を、そらした
樹「今、目そらしたろ?」
彩帆「そ、そう?」
樹「どうした?」
彩帆「樹が、髪の毛、タオルで拭いてるとこってヤバいから…」
樹「ヤバいって?」
彩帆「そういう意味よ」
カッコいいからって今さら、恥ずかしくて言えないよ
樹「そう言えばさ、中山が、入籍だけでもすれば?って言ってた」
彩帆「皆美が?」
樹「あ…、それから、これ…」
彩帆「え?」
樹から通帳、印鑑、カードを、手渡された
彩帆「い、いいよ。まだ…ちゃんと、結婚してからで」
樹「ダメ?」
彩帆「ダメって…。」
そんな顔、されると…
彩帆「わかった…」
樹「よしっ(笑)」
樹は、彩帆の頭を撫でた
.
最初のコメントを投稿しよう!