土方歳三は寝起きが悪い

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「あんwwwwあんあんあんあんwwwwwちょwwww土方さんwwwwww朝ですよwwwwww耳元で良い女が喘いでますよッアーwwwwwwwwwwww贅沢なグッモーニーンwwwwwwwwwウキャアアぁ」 「うるせええええええええええええええええ!!!!!!」 「あぎゃああああああああああああ!!!」 剥き出しの右ストレートが飛んできた。あたしは散った。 「あ……おはようございます」 「クソ………目が覚めちまった…………」 よっしゃ、してやったり。あたしは密かに拳を握った。 記録一日目、白星ひとつ。 二日目、快晴。 「沖田さーん……起こしたらすいませーん………」 「………………」 今日も沖田さんを起こすことなくあたしは起床した。 どうせなら彼も一緒に起こせばいいのかもしれないが、あたしには恐ろしくて出来ない。 何が恐ろしいか言及する気はない。ただ一つ、彼は起こされることを極度に嫌う。 枕元に愛刀が控えていた。 さて、昨日はなかなか捨て身の作戦だった。今日はどんな策を講じてくれよう。 「うむ……………フ、決めた」 今日は、“誉め殺す”。
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