ハッサンは炎の爪を振りかざすようです

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○月×日 村の長老の所へ王様が書いた書状を渡しに行った。 長老はそれを読んで「話はわかったが神の船を貸すわけにはいかん」って抜かした。 こいつらホンモノだ。 神の船だって。神の。 確実に話が通じる気がしないので諦めて帰ろうとしたときだった。 全身黄色で変な尖った帽子、片手に杖を持ったメガネが現れた。 さすが神の使いは違うな。 こんな格好で平気で外をうろつけるんだから。 あらくれの野郎といい勝負だ。
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