第二章 メルへ

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朝、俺はやたらとうるさく鳴り響くインターホンの音で叩き起こされた。時刻は午前五時半。 このインターホンを鳴らしている人物は恐らく座市だろう。 ったく、親や兄貴も居るってのに‥‥‥ 玄関を開けると‥‥‥ 「おはよう。ユージ君!楽しみで早く来すぎてしまったよ!はははっ!さぁメルへ行こう!」 「ってか早すぎ。‥‥‥そしてうるさい。とりあえず入れよ。」 とりあえず、この近所迷惑野郎をリビングに通し、おとなしく待っているように言った。 まだ朝早いし、亜美達を起こしてからゆっくり着替えよ。 「おーい、二人共‥‥‥起きてるな。座市が来たから、着替えて準備してくれ。」 「なんや座市かい‥‥‥分かった。」 「うん。」 二人共テンション低い、ってか機嫌悪いな。そりゃそうだ、あんな起こされ方じゃな‥‥‥
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