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「これで全員揃ったね。早く行こう!」
「いや、まだ全員じゃない。今回は俺の姉さんも行くことになった。もうすぐ来るハズなんだけど。」
リビングの扉が開いて姉さんが入ってきた。
「おまたせー。待った?って、あれ?座市君?」
「美紀ちゃん?」
「なんだ座市知ってたのか?まぁ一応香月は知らないから紹介するぞ。亜美も知ってるよな?俺の姉さんで榊原 美紀だ。」
「よろしくね!」
「よろしくお願いします。」
「よし!じゃあ出発だ。」
俺達は絵本を置いているテーブルを囲んで立った。
「いくぞ。」
俺は絵本に魔力を込めた。
すると急に絵本が光りだし、気が付くと外に、ってか空にいた。
皆一瞬だけ焦ってたけどすぐに宙でバランスをとった。つまり宙に浮かんでる感じだな。
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