第二章 メルへ

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「これで全員揃ったね。早く行こう!」 「いや、まだ全員じゃない。今回は俺の姉さんも行くことになった。もうすぐ来るハズなんだけど。」 リビングの扉が開いて姉さんが入ってきた。 「おまたせー。待った?って、あれ?座市君?」 「美紀ちゃん?」 「なんだ座市知ってたのか?まぁ一応香月は知らないから紹介するぞ。亜美も知ってるよな?俺の姉さんで榊原 美紀(サカキバラ ミキ)だ。」 「よろしくね!」 「よろしくお願いします。」 「よし!じゃあ出発だ。」 俺達は絵本を置いているテーブルを囲んで立った。 「いくぞ。」 俺は絵本に魔力を込めた。 すると急に絵本が光りだし、気が付くと外に、ってか空にいた。 皆一瞬だけ焦ってたけどすぐに宙でバランスをとった。つまり宙に浮かんでる感じだな。
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