第三章 壱の街

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「家まで来いってさ。とりあえず行くか?」 「そうだね、ってか行かないと道場使えないみたいだし。」 「あぁ、そうだな。」 ってことで俺達は隣の家に向かった。 結構遠いぞ。隣だけど隣って言うほどの距離じゃないだろ。だいたい歩いて5分ってとこだな。 隣の家に着くと、俺達が来たことに気付いたのか中から女の人が出てきた。 「何かご用でしょうか?」 「あ、はい。あの道場の事なんですが。」 「あら、入門者の方ですか?」 「そうです。」 「少々お待ちください。」 そう言うと、女の人は家の中に入っていった。 5分後、今度は男の人が出てきた。
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