0人が本棚に入れています
本棚に追加
ライカ「なんなんだ…こいつ…」
棒が胸に刺さってなおも、立ったまま静止している大男を見ながら、ライカは言った
ブレイ「おそらく、メカグレファーだろう」
その言葉にライカは、なんで知ってるんだよと言い返そうとしたがブレイは
ブレイ「収容所の警備員の会話を盗み聞きしていたときに知った」
とまるでライカの心を見透かされたかのように言った
ブレイ「こいつの中身が機械であることから、たぶんこいつがメカグレファーで間違いないだろう」
ライカ「なんでこいつが機械なんて分かる…あっ!」
ライカはメカグレファーの方を見て、言いかけた言葉を止めた
メカグレファーの胸に空いた穴から、少し機械のボディが見えていたからだ
ライカ「どうりで顔がやけに固いわけだぜ…」
と言いながらライカは先程痛めた拳をさすっていた
ブレイ「メカグレファーは今やノーライスの手によって大量に生産されているらしい
そしてこのメカグレファーが言っていた通り、ターゲットは俺らとして今、活動していると考えられる」
ブレイの言葉が理解できずライカが首を傾げる
ブレイ「要するに、こいつらは俺らを狙ってるってことだ」
とブレイが簡潔にまとめるとライカは、なるほどとうなずいた
そしてライカは先程メカグレファーに刺さっていた棒を拾い上げようとしゃがんだ
ライカ「しっかし、この棒よく出来てんなー」
ドォーン!!!!
ライカが関心しながら棒を拾い上げているとうしろから突如何かがぶつかって来た
最初のコメントを投稿しよう!