旅立ち

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奴隷の証としてつけられた背中の烙印は、一生消えることの無い汚点であり、これがあるだけで永遠の奴隷を意味する しかし俺たちはもう奴隷なんかじゃない ライカとブレイは 町のはずれで休んでいた ここは奴隷収容所から10キロほど離れた絶対王政の国だ 町のはずれにいるのは、町に入ると人々の混乱を引き起こすことになるからだ 絶対王政のこの国では、身分の上下関係がはっきりしていて、元奴隷が町に入ってるのがバレたら人々が混乱し、それこそまた奴隷にされてしまう そんな生活はこりごりだし、何より今回の件に関係ない人を巻き込みたくなかった そんなことを考えながら今後の予定を計画した
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