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目的地も無いままひたすら歩いている
とそこへ、草かげからいっぱしの賞金稼ぎ2人が襲いかかって来た
しかしライカは冷静に1人のみぞおちに正拳突きを喰らわせると、賞金稼ぎの1人そのままバタッと倒れた
しかしひるむことも無く襲いかかってきたもう片方の賞金稼ぎの手にはナイフのようなものが握られており、目には殺気が込められていた
ライカ「俺、なんかしたか?」
と思いつつあえて口には出さずに、ナイフの攻撃をかわした
その瞬間ゴツッっと鈍い音が響き、賞金稼ぎは倒れてしまった
ライカはその状況を瞬時に判断し、
ライカ「なんだよ、それは」
とブレイの持っているものを指摘した
ライカの目線の先にはホウキの棒のようなものを持ったブレイがいてもちろんブレイもそれに気付き
ブレイ「護身用だが」
と適当な相づちを打って流したのでライカもそれを深くは追及しなかった
それにしても…
ライカ「いったい何回目だよ…」
ブレイ「もう4、5回は来てる」
ライカ「なんの恨みだよ…」
と賞金稼ぎに対する文句を言うと
ブレイ「これを見てみてくれ…」
ブレイは賞金稼ぎからあさった持ち物から、新聞のようなものをライカに渡した
ライカ「はあぁ?!」
驚くのも無理はない
そこにはライカとブレイに懸けられた懸賞金がかかれていた
ライカ「ノーライスの野郎っ…!」
ノーライスとは10年前のあの日、ライカたちの村を襲った組織のボスであり、天才科学者と呼ばれている
彼の脳は、人類がこれから300年以上かけて到達する域にあると言われている
そんな天才Drノーライスがこの懸賞金をライカたちにかけたのだ
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