全てを隠して

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ジェジュンの震える唇が そっと開いた。 「ごめん…今はまだ… 言えないんだ」 抱き寄せる腕に力がこもる。 「だけど…、ユノのこと 嫌いになったとか、そんな んじゃない、わ、かって…」 言葉がつまる。 「わかってるよ、 大丈夫だから…」 問い詰めたい。 きっと彼の抱えているものは大きい。 支えてやりたいのに、彼はそれを許さない。 俺は、どうすればいい?
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