405人が本棚に入れています
本棚に追加
「ユチョン…?泣いてるの?」
ジュンスの声にはっとする。
自分から出ていって
身勝手なことを
しておきながら
まさか泣くなんて。
「いや…違くて…いいんだ、もう」
「ユチョン、我慢しなくていいから」
そうやってジュンスが涙を拭おうとユチョンに手を伸ばす。
だけどユチョンはその手を拒んだ。
「看病、してくれてありがとう。だけど、少しだけ一人にして」
ジュンスの瞳が揺れた。
だけど、それは一瞬で
すぐにいつもの笑顔へと
戻った。
「わかった。なんかあったら隣の部屋いるし、いつでも呼んで」
そう言って静かに部屋から
出ていった。
最初のコメントを投稿しよう!