醜い嫉妬

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「ユチョン…?泣いてるの?」 ジュンスの声にはっとする。 自分から出ていって 身勝手なことを しておきながら まさか泣くなんて。 「いや…違くて…いいんだ、もう」 「ユチョン、我慢しなくていいから」 そうやってジュンスが涙を拭おうとユチョンに手を伸ばす。 だけどユチョンはその手を拒んだ。 「看病、してくれてありがとう。だけど、少しだけ一人にして」 ジュンスの瞳が揺れた。 だけど、それは一瞬で すぐにいつもの笑顔へと 戻った。 「わかった。なんかあったら隣の部屋いるし、いつでも呼んで」 そう言って静かに部屋から 出ていった。  
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