甘いだけじゃ

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リビングに入ると後ろからいきなり抱き締められる。 「っ!」 「チャンミン…会いたかった…」 ユチョンの冷えた体と低い声に、体がぞくっとする。 …鼓動が早まる。 「ユ…チョン…」 「さっきの答え、聞かせてよ」 「さっきの答え…って…」 …伝えたい言葉はひとつなのに、うまく言葉がでない。 「嫌い?」 「きっ嫌いなわけないでしょう! っ… あなたと同じ気持ちですよ」 今、どんな顔をしているのだろうか。 僕は。そして彼は。 ユチョンは大きくため息をつく。 「よかった…チャンミンの心が変わってたらどうしようかと思った」 抱き締められた腕にますます力がはいる。 「ユチョン…苦しいです…」 「あっ、ごめん…」
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