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ガチャッ
「チャンミン、ただいま」
「ユノ…おかえり」
そう言って顔を上げると、僕の目を見たユノが驚く。
「チャンミン?どうした?目が赤いけど…」
しまった。
彼は鋭いからすぐ見抜かれてしまう。
「ちょっとさっきドラマで感動してしまいました」
見え見えの嘘をついてしまった。
だけど分かっている。
こんな時、彼は追求したりしない。
「そっか、安心した。何かあったらすぐ相談しろよ」
「うん、ありがとうユノ」
いつものように軽いバグをする。
すると彼の動きが止まった。
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