都市伝説(嘘)か本当か考えてみようっ!

笑っていいとも。

昔、『笑っていいとも』の心霊コーナーで、CDに入っている幽霊の声を、毎週放送していた。

その週も、いつもみたいに、何曲か紹介していたが、最後に紹介した曲が問題となった。

とある有名なアーティストのアルバム。

投稿者の手紙には、【新品で買ったアルバムですが、うめき声が入っています。曲はまったく聞けなくて、うめき声だけが続いてます。聞く度に声の感じも変わるんです】と書かれていた。

司会のタモリさんや、レギュラーの人も、『え～？』って調子で、そのCDを聞きはじめた。

スタートしてすぐは、音楽も鳴らず無音。

しばらくすると、突然『あ゛…あ゛あ゛あ゛…』と男か女かわからない、低いうめき声が。

会場は、騒然とし、タモリさんたちも「ほんとに一曲も聞けないのかな？あとで、楽屋でもう一度聞いてみようか」と、とりあえずその日の放送を終了した。

翌週、いつもの心霊コーナーで、タモリさんが先週のCDの事を切り出した。

「実は、先週の放送のあと、またみんなでCDを聞いたんだよ。確かに最後まで曲は入ってなくて、ひたすらうめき声が聞こえてたんだけど……なんかスタッフが、その後、また聞いてみたらしいんだけど、うめき声が聞く度に変化してるらしくて………今からスタジオで、もう一度聞いてみようか。」

スタッフがCDラジカセをスタジオを持ってきて、スピーカーにタモリさんがマイクを近づけ再生をしてみた。

数秒、無音が続いたかと思うと

『あﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞぁぁぁぁぁぁ！！！！』

と大音量のうめき声が鳴り響いた。

スタジオは、大パニック。

タモリさんは、直ぐさまスタッフにラジカセを引っ込ませ

「なにあれ！！先週はあんなのじゃなかったよ！！！あれヤバいよ、すぐお祓いしないと！！！」

と慌てながら、無理やりエンディングをむかえた。

それから、笑っていいともでは、その話はされておらず、タブーになっているとか。