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今やこの国の王家の血筋もリファイン王子のであるため敵国の暗殺などが考えられるために教団側の助言により凍結された。 外見でこの美しさなのだ中は比べものにならないほどすごいに違いないというのが自分が導き出した答えだった。 すばらく庭園を満喫して、ようやく長年の夢であった王宮内に侵入しようとした時突如静寂に包まれた王宮に爆音が轟いた。 爆発が起き一拍をいて何十もの人影が王宮の塀を乗り越えてきた。 見つからないよう近くにあった生け垣に飛び込み身を隠した。塀を乗り越えてきたのは教団の十字軍だった。 なにが起きているのか解らない、もしかすると17年前のようなことが起きようとしているのかなどと思考をめぐらしているうちに隠れていた生け垣が消え去り炎の中にいた。 突然のことに驚きながらも急いでこの炎の中を出ようとしたが不思議なこと火傷どころか熱ささえ感じなかった。状況を把握しようと周りを見渡す。 そこにあった何百もの人の死体が転がっていた。ただの死体であったならまだよかった、腕がとれたモノ、臓物がはみ出したモノ、人としての原型すらとどめていないモノもある。 不意に吐き気がこみ上げてくる。死体を見たことがないわけでわない。今まで見てきたモノは完全な形であった。 こんな地獄のような場所から一刻も早く去りたかった。 少しずつ吐き気もおさまりあった。ふと耳をすませてみると金属がぶつかる音と声が聞こえてきた。 そして俺は音の方に歩き出していた。直ぐにでもここから離れたいと思っているのにまるで見えない何かに引っ張られているように歩み出す。
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