学校

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授業中も俺はずっと作戦を考えていた。 『あいつをぎゃふんと言わせるくらいの何かないかなぁ……………あいつらもなんか考えてんのかな……』 三人が気になり、紙に “意見を考えてくるべし。 屋上に集れ” と書いて三人に飛ばした。 史也と翔太は気づいてOKサインを出してきたが、悠理だけが肩に当たったにも関わらず、気づかずボーッと前を向いていた。 『………なんであいつ気づかねぇんだよ……』 頬杖をついていた俺の肘がズルッと机から落ちた。
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