病院

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病院

俺は母親に連れられて病院へと来ていた。 『いいって言ったのに…』 俺はそう思いながら待合室で待っていた。 「高橋さん。こちらにどうぞ。」名前を呼ばれて俺と母親は診察室へと向かって行った。 「今日はどうなされましたか?」医師が俺のほうを向いて聞いた。俺が言葉を発する前に母親が話し出した。 「この頃咳がひどくなってきまして、前から咳はしていたんですけど……」 「咳が激しくなってきたのはいつ頃からですか?」 「三月くらいからです。」 医師と母親の言葉が俺の上を飛び交う。 『俺いる意味あんのかぁーー??』と心の中で叫んでいると 「では診察しますね。」 と医師が突然ふってきたので 「へいっ」 とマヌケな返事をしてしまった。
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