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真紅の水晶
真紅の水晶体の戦いが幕を開けた、あの水晶体から熱気が出ているらしく長引くと蒸し焼きにされてしまいそうだ、
「このままじゃ蒸し焼きにやっちゃうよ~」
Mが額の汗を拭いながらぼやいている、やはり家族だからだろうか妙な処でシンクロしている。
「消え去れ『ブリザード』」
Yのブリザードが4つの輝く物体全てに当たり一網打尽にしていく、しかし水晶体には当たらなかったようだ、そして他のメンバーはYが輝く物体を全て始末したのを確認してからドライアイスを使い冷の力場を上げていく。水晶体が何かしようとしたが冷の力場が高まった影響で何も起こらない、その隙に各自様々さ冷スキルを発動していく。その中でもやはりYが群を抜いて威力が高かった、そして我々は敵の攻撃を受けることなく、訓練施設のボスに勝利した。
最後の一撃が水晶体に命中した瞬間水晶体は音ともに崩れさっていった、それと同時に水晶体からの熱気の放出も止み蒸し焼きにならずに済んだ。
「蒸し焼きにならなくてよかったです~」
Mが汗を拭きながら呟いている、また妙な処でシンクロしている。
「さてとこれで進級できるね」
Yが涼しい顔で皆に向かって言った、彼は暑くなかったのだろか、額に汗粒1つ見付からない。
「実際とても暑かったよ」
Yが僕の方を見て言った、心を読まれたのだろうか、いや、人間にそんなことは出来ないはずだ…待てよ、Yは人間ではなく奇怪生命体だった心を読むことぐらい造作もないことだろう…
「心を読むのは疲れるんだ…」
また読まれたようだ、彼に隠し事は出来ないな…
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