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「あの、ふたりとも喧嘩はダメです!!」
譽が二人を止めにはいろうとする。
「やめときな譽、あぁなったら止まらないって。」
そう言いながら女の子は譽の肩に手を乗せた。
「あ、怜香さん…」
譽に怜香と呼ばれた女の子は五十嵐怜香(イガラシレイカ)。
この子も影人の数少ない友達である。
「いつものことでしょ?隼人は一直線にしか攻撃しないし、影人は真似しか出来ないから単純な相打ちがずーっと続くだけなんだから。」
「そうですけど…」
譽が心配そうに二人を見つめる。
当の本人達は…
「…くそっ!!しつこいんだよ!!」
「それが俺の売りでね!!」
まだ喧嘩をしていた。
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