第一章

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「あの、ふたりとも喧嘩はダメです!!」 譽が二人を止めにはいろうとする。 「やめときな譽、あぁなったら止まらないって。」 そう言いながら女の子は譽の肩に手を乗せた。 「あ、怜香さん…」 譽に怜香と呼ばれた女の子は五十嵐怜香(イガラシレイカ)。 この子も影人の数少ない友達である。 「いつものことでしょ?隼人は一直線にしか攻撃しないし、影人は真似しか出来ないから単純な相打ちがずーっと続くだけなんだから。」 「そうですけど…」 譽が心配そうに二人を見つめる。 当の本人達は… 「…くそっ!!しつこいんだよ!!」 「それが俺の売りでね!!」 まだ喧嘩をしていた。
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