第一話

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「ちょっと、どうゆう事なんですか!!」 医者に呼び出された母親が叫ぶ。 「私たちも全力を尽くしたのですが…。 …………彼はもう長くないでしょう。。。」 泣き崩れる母親。 もうあの子には……。 「あ、お母さん。おかえり!」 ベッドに横たわる息子は、何だか痩せこけて見える。 「どうしたの?泣いてるの?」 息子に泣き顔を見られてしまった。 言い訳が思いつかない。 「わかった!お医者さんに怒られたんだね!」 「江頭もね、大人なのにいつも怒られてるんだぁ。変だねぇ?」 この子は本当に江頭の事が好きなんだ。 母親は筆を取った。 もう息子にしてあげられる事は、これくらいしかなかった。 『拝啓、江頭2:50様』
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