新風

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―4月某日 【ジリリリ…ジリリリ…ジリリリ…】 「ぅ~ん…。」 【ジリリリ…ジリリリ…ジリリリ…】 「…五月蝿いな…。」 【ジリ…おい、そんな五月蝿いならオイラをさっさと止めろ!ジリリリ!ジリリリ!ジリリリ!】 「…手が届かない…。」 【ジリ…なら体を起こせ!】 「つーかその声誰?」 【む…それを聞くな、話が進まないだろう。とにかくさっさと起きな。今日はお前にとって重要な日だろ。】 「…え?」 【…ったく…。まだ寝惚けているな…。オーキド博士の所に行かなくてもいいのか?】 「…あ―――!!!」 俺は慌てて起き上がった。
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