遅刻生徒・沢田 ①

6/8
前へ
/18ページ
次へ
脇道を小走り、特別教室棟の近くまで迫った。   だけど、ここからが問題だ。 空間がある。   今までは教室棟の陰にかくれていられたが、特別教室棟の手前だけは、玄関のとこから見えるようになっている。 だから、気づかれないよう向かわないと行けない。   ぼくは、ソッと玄関の方をみた。 黒い布で鼻から下を隠した男2人が何やら話している。 こっちには気づいてないみたいだ。  
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加