遅刻生徒・沢田 ①
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見える空間は数メートル程度。 いける! ぼくは、音を殺すように走り、特別教室棟の石階段にたどり着いた。 そして、しゃがむ。 これで、あやしげな2人からはこっちは間違いなく見えない。 「……ふぅ」 小さくため息。 そして、しゃがんだまま石階段をゆっくりとあがり、二階に到着した。
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