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カチャ………
静かにドアを開けて、ヒョンは部屋に入っていった。
カチッ…
言いつけ通りに、サイドボォドの電気を消す。
僕の恋人は、眠っている様子…
僕達はドアから半分顔を覗かせながら、その光景を見守った。
何故か無駄にニタニタしている乙女組。
うん。スッゴク楽しそう…
オモニ…もしかしたら旦那犠牲になるかもしれないのに…
口押さえてても、笑ってるの見えてます。
天使はアレですよね?どちらにしても他人事…
楽しければそれでよし。
ユックリとユックリと…ヒョンが布団に手をかける。
恋人は、僕が居なかったからだろう…
いつも腕枕をしてくれる右手を枕の下に入れて寝ていた…
でも…僕のいつも眠る貴方の右側は…
ちゃんと開けてある…
僕がいつ来ても良いようにだ…………。
…………。
ヒョンにキスしちゃったら嫌だな…。
ヒョンが布団をユックリと捲って、ベットに横になる。
乙女組は楽しそうに興奮して目を見開いてる。
僕も早くあそこに寝たい…
あっ…少し動いた。
枕の下にあった恋人の腕が、枕の下から姿を表し、今、僕に見える光景は……
ヒョンの頭を大事そうに支える…
僕のだと思っていた腕枕が他人にされている姿。
なんか…苛っとする…
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