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「「はっ!!」」
乙女組が微かな声を上げて口許を押さえた。
乙女組に、視線を移せば、オモニがベットを見つめたまま、アレ…と指差す…
指を指された方向へ視線を戻せば…
恋人はヒョンをベットに組み敷いていた。
はっ?何してるんですか?
…僕じゃ…ないのに……
組み敷かれているヒョンは、前回の天使同様何も話さない…
寝てますか?
いや…ピクリとも動かないとか…
固まってるんでしょうね…
下とか初体験でしょうしね。
薄暗くて、顔までは確認できませんが……
ドアからさし込む微かな明かりでどんな体制なのかは解る。
そしてこの後の貴方の行動も解る…
僕の頬に触れる…
だっていつも僕はそうしてもらってるから…
ほら。左手が動く…
「こんな遅くまで何してたの?」
優しく、甘い声が聞こえる…
僕に対してじゃないけれど………
完全に固まっているヒョンは声をだせない。
「何も話さないなんて…いけない事でもしてたの?」
唖然と成り行きを見詰めている僕のシャツを興奮しながら乙女組が掴む…
物凄く…楽しそうに…
「話せないの?俺が口、開いてあげようか?」
ん?と貴方がいつも僕にするように顔を近づけるのが首の動きで解った…
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