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「ハニィ?いいのぉ?早く止めないと本当にしちゃうよぉ??」
僕がベットの二人から目をそらした瞬間に、聞こえた恋人の声。
急いで視線を戻せば、ニッコリ笑って、ベットに座ってる恋人と目が合う。
と、明らかに固まったまま天井を見詰めているヒョンの姿が視界に入った。
サイドボォドの明かりが点けられているから、二人の姿がハッキリと見える。
「何のドッキリ?」
おいで?と優しく笑いながら手招きする恋人の所へ近付く。
なんだか…涙が出そうだ。
僕が扉を開けて入っていくと、扉に寄りかかっていた乙女組は見事にこけた。
「痛い!オデコぶつけたぁ~」
天使が何やら喚いてる。
目の前に立った僕の腕を引き、恋人は頭を撫でてくれる…
「意地悪だった?泣くなよ?」
うんん。首を振って返事をした。
恋人の隣に腰を落ち着けた所で、漸く立ち直ったらしく、乙女組が部屋に入ってきた。
「起きてたの?」
オデコを擦りながら天使が話し出す。
「寝てたよ。」
「いつ気付いたの?」
人形の様にベットに転がってるヒョンを起こしながらオモニが聞く。
「あ~ベットに入って来た時に。」
「どうしてですか?」
「愛してるから。」
……………。
それ、どこかで聞きました。
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