序章:武田家衰退

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1573年、この年甲府の地にて事件が発生した。 上洛中である武田軍の総帥、武田信玄が亡くなった。 信玄は自分の死を三年隠すよう遺言したが、事実はすぐ周辺諸国へ流れた。 関東の北条,三河の徳川,美濃の織田は手をたたいて喜んだ。しかし、越後の上杉謙信だけはちがった。 彼は、信玄より死に際に文を貰っていたのであった。 時は流れ、1575年武田は衰退の一歩を辿ることとなった。 世に名高い長篠の戦いである。 この戦いにより、山県昌景,馬場信房,内藤昌豊など名高い名将がことごとく討ち死にした。 最早、武田は再起不能であった。
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