繋がった日

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何とか集団の流れから外れて息を整える 悲しいかな貧弱極まりないモヤシ状態の僕は普通より回復に時間が掛かってしまう キャリーバッグに付けてたストラップの鈴がチリンと鳴った 動かしてはいない よく見ると何故か雀がつついていた 溜め息が出る 幼い頃からこうなのだ 塀の上から見つめてくる猫猫猫 飼い主のリードを引っ張ってまで向かってくる犬犬犬 電線に並び何時でも飛び出せる構えの鳥鳥鳥 無駄に好かれる 逃げる間も無く僕の周りには動物が集まり 集まり…… ……………集まり…… 叫ぶ前に大量の動物に呑み込まれてしまった 満足されて動物が離れた頃 涎と毛と羽だらけの僕と保健所に訴えてやろうと手に取った僕の携帯に 知らない番号が設定されていない謎の音楽に包まれて 不協和音と共に鳴り響いた
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