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数分後。
「失礼致します」
凛とした声と共に
入ってきた青年。
クレセアは思わず
目を見開いた。
なんと。
闇などあるものか。
青年からは 痛いほど
輝かしいオーラが
滲み出ていた。
「貴方、名は何と?」
「アウグトゥスと申します」
「アウグトゥス…なぜこの地下帝国に来られたのですか?」
理由がないであろう。
この男には。
「私は旅をしておりまして。色んな場所の色んな国にお邪魔しております。今回もこちらの国に一週間ほど滞在したいのですが」
なるほど。
旅の者か。
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