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「目的は何か」
「その国々の文化を知りたいのです。滞在許可を頂けませんか?」
…ふむ。
なんだろう。
この胸騒ぎは。
アウグトゥスは
偶然にして必然と
自分と逢うべきだったような。
よく分からない感覚が
クレセアを支配した。
「クレセア様。如何致しますか?」
煩い家臣が先を促す。
「いいでしょう。滞在を許可します。ただし、滞在中はこの国のルールに従っていただきます。宜しいですね?」
「ありがとうございます。勿論、従わせていただきます」
「宜しい。まず1の項として武器を所持しないこと。2の項として仕事をすること。3の項として二日に一度、私に供物を供える事。以上です」
アウグトゥスは
何やら難しい顔をしている。
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