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その頃…第一関所付近…
紅葉「…暖かい…」
紅葉は江戸城へ向かう森の中であった
その道中には冥府軍や統一軍の死体が転がっている
紅葉は死体に触れ、それがまだ死んだばかりの者と確認する
そして近くで戦いが起こっていると警戒を強める
「ヒシャー!!くかかか!ガキが一匹いやがった!」
「ふっへへっへ…本体の合流する前に腹ごしらえしていくか?」
5~6人の冥府兵が姿を現す
紅葉「臭い…」
「あぁ!?テメェ!!俺様たちが臭いだと!?」
「良い度胸だ!たっぷり可愛がってやるぜ!」
紅葉「ロリコン…」
「てめ!!いたぶってやる!!」
頭に青筋を浮べた男たちが紅葉に向かって突進してくる
紅葉は150センチほどしかないため、2メートルをゆうに超える
「うらぁぁぁぁぁ!!…あ、あれ!?」
男たちの視界から紅葉が消える
「ど、どこ行きやがった!?」
男たちは紅葉を探すが…どこにも居ない
「うぎゃぁぁぁぁぁ!!」
1人の断末魔が木霊する
「な、なに!?」
「ど、どこだ!?出てきやがれ!!卑怯者!!」
男たちは油断していたのを引き締め、背中を合わせる
そしてどこから攻めてこられても対応できるように陣取る
森に静寂が訪れ…緊張が走る
がさっ…という音と共に1人の冥府兵が刀を森に向けて振りぬく
しかし人を斬った手ごたえはなく、それどころか刀が木に刺さったのかビクとも動かなかった
「おい!何を遊んでやがるんだ!」
「うるせぇ!ちっ!刀が何かに引っかかったか?」
刀を引き抜こうとする男の前に、1人の男が姿を現す
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