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その日からだった。
何処で知ったのか知らないが、毎日あの女性から宝石やらバックやらが贈られてきた。
「今日はエ〇メスのティーカップ………」
やたらと高級な品物が多い、本物のお嬢様だったのだろう。
だが、面識の無い人から貰うわけにいかず、結局毎日送り返した。
「嫌になっちゃう」
さて、今日は夫は帰り遅いらしいから美容院でも行きますか。
外に出ると、いつもの高級車がとまっていた。
「マイガール、やっとその気になったかい?」
女性の横でバドラーがあきれ果てた様子で電話している。
そして軽く無視して、美容院に向かった。
「遅くなっちゃった、早く帰らないと」
美容院から出たときには既に日は傾いていて、暗かった。
街を歩いていると、うざい位まぶしいネオンを光らせるお城風の建物から夫と見なれないギャルが出てきた。それは、なんというか………
「不倫?」
嫌になった。
夫の不倫を見かけて、その直後に反対側に走っていた。
「あの人がするなら……」
怒りに身を任せ、家の前の高級車に向かって一言。
「ねぇ、遊びましょうか♪」
女性は意外な表情を見せて言った
「それなら、車の中に。バドラー席を外し離れろ」
バドラーがドアを開けて少女を招き入れドアを閉める
すると女性が勝手に悶え始めた。
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