生徒会の分解

行き当たりばったり

｢真冬ちゃん、深夏が呼んでるよ？｣

｢また、お姉ちゃんですか？やっぱりお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんです。｣

｢やべえ！あたしじゃ逆効果みたいだ！｣

｢す、杉崎？真冬ちゃん？戻ってきなさいよ!?｣

｢今度は会長が呼んでるよ？真冬ちゃん。｣

｢会長さんも最近目立ってます。なんかムカつきます。｣

｢あ、なんか真冬ちゃん私的な感情含み始めたね。｣

｢気のせいです、先輩。先輩の耳は節穴です。｣

｢う、なんか微妙に傷つく言葉ありがとう。｣

｢ち、知弦～。｣

｢しかたないわね。わたしがやるわ。｣

｢頼んだぜ！｣

知弦さんがすこし息を吸い込み言う。

｢キー君も真冬ちゃんも戻ってきなさい？｣

あ、意外とふつ―――

｢じゃないと、ﾋﾟｰしてﾋﾟｰでﾋﾟｰになるけど、いいかしら？｣

――――うじゃなかった！やばいって！

｢戻ります！すぐ戻ります！そんな、放送禁止な台詞を実行されたくない！｣

｢ま、真冬もです！そんなことされるならむしろ影が薄いほうがいいです！｣

｢あら、残念。｣

｢ち、知弦さん改めてこえぇー！｣

｢紅葉先輩には逆らっちゃダメです！｣

｢うふふ、まだ続きがあるのよ？ﾋﾟｰしたあとﾋﾟｰがﾋﾟｰにな―――。｣

｢｢もういいです――――!!｣｣