プロローグ的なプロローグ

5/5
111人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
「美少女度アップだろ。」 「知らねーよ!あたしは気分でやってるって前に言ったろ?」 「・・・・・・・。・・・・・・・。」 「なんだ?その顔?梅干しか?」 「梅干し!?俺がかなりかわいい子犬のウル目をやったというのに!」 「いや、梅干しだろう。」 「なんだとー!深夏もやってみろよ。盛大に笑ってやる。」 「あ、あたしはいいよ。柄じゃないだろ?」 「ほほう。深夏さんは閉じこめられると逃げ腰になるんですねー。」 「・・・・・・・・。鍵、よく見てろ。」 「お、盛大に笑ってやるぜー。」 「やるぞ? ・・・・・・・。・・・・――。」 「深夏可愛すぎた!!!!」 俺は反射的に体が深夏のほうへ歩いていた。」 「え?うわっ!近っ!」 バギッッ!! 「ぐはっ。」 ・・・・・・・・・・。 「あれ?鍵?おーい。」 最期に深夏のあんな顔が見れたからもういいかな・・。 「おい!鍵!?顔がいっちゃってるぞ!?」 あーなんか深夏が呼んでる気がする・・・・。 「あ、あたしやっちまったかな?」 いかなきゃ。 「深夏ぅ!」 と、俺は深夏に抱きつこうとした――――。 「きゃぁああ!?」 バギッッ!グシャッ! 「ギャァアア!し、死ぬ!まじで!死ぬし!」 ―――が、深夏に恐ろしい勢いで殴られた。 「い、いきなりびっくりするだろうが!」 「う、だって深夏の天の声が聞こえて・・・。」 「あたしはここだよ!死んでねーよ!」 「「・・・・・・・・。・・・・つ、疲れた。」」 まだまだ8時前。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!