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朝早くから
勝から電話きた
この時から
怪しいとは思ってたんだよね
内容は
「良いから学校に来い」
なんてあっさりしてるのか
そして俺も
親友の頼みは聴きたいし
流れに流されて
俺は制服をきて
学校に行ってしまった
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重要なのは着いてからだった
教室で
俺が荷物を机に置くと
勝が俺の腕を掴んで来るわけ
「困ってる人は
助けるよなぁ?」
そう言って
俺のほっぺをつねってきた
「いふぁいっ!いふぁふぁっ!
勝!痛いじゃん!」
振りほどいて
頬をさすりながらいった
「ははっ、
お前は反応が可愛いな」
「勝……ホモ?」
だったら相手は
密にしてほしいなぁ
「純粋に、だ」
そう言って
俺の腕を引っ張って
教室を出て行った
「あ…勝!
どこ連れてくの?」
「偽善者ごっこ」
「…???」
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