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そして 次の日の朝は 雨だった。 さっき 母さんに、お使いを 頼まれたから 行くことにした 「近道するか、」 公園を抜けて行こうとすると 「にゃ…にゃぁ」 なにやら ベンチの下から聞こえた 俺は 下を覗くと ダンボールに 小さな白い猫が入っていた 「にゃぁ…にゃぁ」 必死に何かをうったえて いるように鳴いていた 「俺の家じゃ、無理だなぁ」 「にゃぁ…」 "嫌だ"とでも言っているように 聞こえた 「じゃあ…来るか?」 俺はその猫を抱えて 走って家に帰った
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