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「……見つけた」
「早っ!!!!!!!!」
いくらなんでも早すぎるだろ!?
説明してから五分も経っていないぞ。
「ど、どこだっ!?」
辺りを見渡すが、背の高い建物と行き交う人々のせいで視界がよろしくない。
こういう時、都会って不便だなぁと思う。
「落ち着いて。私が異能力者を感知できる範囲は約100メートル。目に見える場所にいるとは限らないわ」
そう言いつつも椛は体勢を低くして背中の武器に手をかけながら辺りを見渡す。
俺はどうするべきかよく分からず、キョドりながら一歩だけ後ずさった。
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