序章

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例えば、俺が学校の帰りにスーパーで卵が大安売りしているのを見たとしよう。 その時の俺は、そんなもの気にもとめずに過ぎ去るだろう。 しかし、夕飯の席で気付く。 母さんが卵の安売りに影響されて、その日の夕飯をオムライスにしたのだ。 こんな風に、全く自分に関係ないと思っていたことが、実は密接に関わっていた、なんてことがたまにある。 これから話す物語も、これに近い始まり方だろう。 あまりにもぶっ飛んでいて、非日常的。 そんな毎日の始まり…… 『川瀬祐一の日記』より抜粋
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