捻り姫②

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ドンッ、という音と共に、俺の脚に何かが当たる。 「うぅ。痛ぃ……」 どこか幼さを感じる声。 誰かが俺の脚にぶつかったのだ、と気付いて俺が振り返るのと、椛が口を開くのは同時だった。 「……この感じ。異能力者は一人じゃないわ!!!!」 そこにいたのは、小さな女の子だった。 尻餅をついて、細い脚が伸びるスカートが少しだけめくれている。 徐々に目線を顔に上げていくと、ぱっちりとした目が俺を見ている。 長くも短くもない髪の毛は左右で大きさの違うツインテールが特徴的。 「ああゴメン。大丈夫?」 そして、俺が女の子に手をさしのべるのと、椛が叫ぶのは、またしてもほぼ同時だった。
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