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アクアはそう言うと海岸の方を向き砂浜―もはやそうとは言えないか。
その場に座り込んだ。
アクア
「私はこの世界に墜ちて以来― 元の世界に戻れずに、長い時間さまよっているんです。」
この者も―
やはり光を感じる。
彼女を何かが支えている気がする。
「元の世界に戻りたいのかね?」
聞くまでもないことを聞いた。
アクア
「友との―約束を果たすために」
「友?」
やはり彼女を支えている物があった。
それにしてもこの強い光といい、友を信じるところといい、彼に似ている気がする。
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