おばあちゃんの迷いネコ

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体の向きを変え終わったおばあさんは そのままの優しい顔で話し始めた 「ミケはね....私の一番の友達なの 歳をとるにつれて体も動かなくなって.... 近所の友達もみんな同じようなものだよ そんな私に近づいてきたのがミケなんだ ミケは私のことをエサをくれる人としか思ってないかもしれないけど、 私は随分ミケに元気をもらったものだよ.. けど最近になって急に居なくなっちゃって どんな結果でも構わないから 私にミケのことを教えてくれないかい?」  
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