4話 戦いの傷痕

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ジーク「お前、本当に軍人になるつもりあるのかよ?」 ユリ「な!?失礼なこれでも特別機動部隊に選ばれましたよ。」 ジーク「え!?本当かそれ?(ジルシー教官は俺とラロウしか選ばれてないって言ってたような・・・)」 ユリ「はい。今日の朝にジルシー教官でしたっけ?から言われました。」 ジーク「へぇ。(ジルシー教官から言われたのか何か理由があるのか?)」 ユリ「ところで、お腹減ってないですか?」 ジーク「ん?確かに腹減ったな。でも、俺金持ってないぞ。」 ユリ「大丈夫です。私が持ってますから。」 ジーク「いや、でも女に奢ってもらうのは・・・それに、友達はどうするんだ?待たせたら悪いだろ?」 ユリ「心配ありません。」 ジーク「心配ありませんって、おい。」 ユリ「さあ、行きましょう。」 ジークの話を聞かずにユリはどんどん前に進んで行った。 ジーク「お前、マイペースな奴だな。」 ユリ「よく周りの人に誉められます。ユリは周りを気にしないって。」 ジーク「それ多分誉めてないぞ。」 それから、数分歩いて着いたのが普通のファミレスだった。 ユリ「さあ、いっぱい食べましょう。」 ユリの注文した量は遥かに俺の注文した量を上回っていた。 ジーク「お前、こんなに食えるのかよ?」 ユリ「へ?これくらいは1人で食べれますよ。」 ちなみに、俺とユリはカレーを注文したが、ユリはそれに加えてラーメンやらなんやらをかなり注文していた。 ジーク「今、ふと思ったけど俺に敬語使わなくていいぞ。」 ユリ「あ、やっぱり?私もこの喋り方疲れるからしたくなかったけど、初対面の人だから・・・」 ジーク「別にそんなの気にしなくていいよ。」 そして、それから30分ぐらいして全部食い終わり店を出てしばらく、後ろからユリを呼ぶ声が聞こえた。 ?「ユリ!」 ユリ「あっ、レーナちゃん。」 俺も見てみるとレーナと呼ばれた女がいた。 レーナ「まったく心配したわよ。少し待っててね、って言ったのにいきなり居なくなるんだもの。」 ジーク「お前、はぐれたって言わなかったけ。」 ユリ「アハハ、ごめんごめん。」 レーナ「で、こちらの方は?」 ユリ「ジーク・レイヴンって名前だよ。道に迷ってた所を助けてくれたの。同じ訓練生って事は服見れば分かるよね。」
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