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ジークの名前を聞いた瞬間、レーナはとても驚いた様子で聞いてきた。
レーナ「ジークって!あの!?」
ユリ「どうしたのレーナちゃん?」
レーナ「ユリ、あんた知らないの?この前の戦闘でガンダムタイプの機体を操って戦ったパイロット。」
ユリ「へ?それがジーク君なの?」
レーナ「あっ、ごめんなさい。自己紹介がまだだったわね。私はレーナ・アイオン、この娘と同じで特別機動部隊に選ばれているわ。」
ジーク「君も?俺も選ばれてるよ。」
ユリ「えっ、そうだったの聞いてないよ。」
レーナ「まぁ、ガンダムタイプの機体を扱う人ですもの。当たり前よね。そんな人がどうしてここに?」
ジーク「いや、実は俺も買い出しに来てたんだけど友達に置いてきぼりにされて。」
レーナ「あらそう、そういう事なら一緒に帰る?」
ジーク「乗せていってくれるのか?」
レーナ「ええ、いいわよ。」
ジーク「すまないな、恩にきる。」
こうして俺はなんとか基地に歩いて帰らずに済んだ。それから、20分で基地に着きユリ達と別れテンペスタの所に戻った時だった。
ジルシー「ジーク!」
ジーク「ジ、ジルシー教官!?」
ジルシー「勝手に出ていって、安静にしていろと言っただろ。」
ジーク「すみません。買い出しに行くくらいならいいかと。」
ジルシー「まぁ、事情はラロウから聞いてる。」
ジーク「そういえばラロウは?」
ジルシー「ん?お前、ラロウと一緒に帰ってきたんじゃないのか?」
ジーク「いえ、俺は別の車に乗って帰ってきましたよ。」
ジルシー「そうか。ラロウにはお前を迎えに行くように言ったんだが・・・まぁ、いいだろ。」
ジルシーは溜め息をつきながら喋った。
ジルシー「テンペスタの事何だが、お前をパイロットにする事にした。」
ジーク「でも、俺よりジルシー教官、スレイブ教官のほうがパイロットの技量は上じゃないですか。」
ジルシー「確かにそうだが、お前はテンペスタのオーパーツを使いこなしていた。情けない話だが私も、スレイブも、あのオーパーツだけは使いこなせなかったんだ。」
ジーク「分かりました。機体も扱いこなしますよ。」
ジルシー「フッ、頑張れよ。」
そう言うと、ジルシー教官は基地の中に戻っていった。
ジーク「何か忘れているような?」
オムロ街
ラロウ「ジーク何処だよ~!」
ラロウの叫びが夕方のオムロ街に響いた。
4話 完
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