5話 ゴッデス帝国

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コロニーNo.7・・・地球から最も遠いコロニーであり。火星と月の中間に位置しており、聖歴0053年にフェイデル・ゴッデスによってゴッデス帝国を名乗り地球連邦に宣戦布告。しかし、連邦との戦闘は膠着し、聖歴0060年にいたる。 コロニーNo.7 皇居 側近「フェイデル様、1週間程前にシャドウミラージュの者が連邦の基地に奇襲を仕掛けた様です。」 フェイデル「ほう、して両軍の被害は?」 側近「シャドウミラージュのほうは被害は殆ど無いようですが、連邦はほぼ壊滅しております。しかし、連邦側にこの機体が。」 側近の持ってきた写真を見た途端フェイデルの顔色が変わった。 フェイデル「なるほど、これでテラシリーズのオーパーツを全ての勢力が所持しているということか。」 フェイデルはデスクの上にある機体の設計図に目を落とした。 フェイデル「連邦のテンペスタ、シャドウミラージュのラグナロク、そして我が帝国のノヴァ。この3つを揃えた時が・・・」 フェイデルがそう言おうとした瞬間、フェイデルの部屋にノックの音が響いた。 フェイデル「入れ。」 部屋に入ってきたのは体が細い色白の青年だった。 フェイデル「ミラか、次の作戦には貴様にも出てもらうぞ。」 ミラ「フェイデル様、ジュディは?」 フェイデル「お前には連邦に、ジュディにはシャドウミラージュに仕掛けてもらう。」 ミラ「ゴッデスシリーズの機体で出ましょうか?」 フェイデル「そうだな。お前はブレードゴッデスで出てもらおう。」 ミラ「オーパーツは?」 フェイデル「ふむ、使わんでも構わん。だが、ゴッデスシリーズの機体に慣れてこい。」 ミラ「了解しました。では。」 ミラはフェイデルに向かって一礼すると部屋を出ていった。そして、フェイデルは側近に命令した。 フェイデル「ジュディの方にはネッシュを同行させておいてくれ。ジュディにはまだ、戦闘にはまだ不慣れだからな。」 側近「分かりました。しかし、不思議なものですな。ネッシュが拾ってきた双子が我が軍のエースパイロットにまで、成長するとは。」 フェイデル「確かにな。息子を呼んでくれ。」 側近「ヤチカ様をですか?作戦に参加をさせるつもりですか?」 フェイデル「いや、奴には学んでもらわなければならない。ゴッデスシリーズの機体の力を。」 フェイデルは不敵な笑みを浮かべた。
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